GWの出会い
2018-05-07


花を求めて高尾山系を縦横に歩き回りました。
初めての花を教えて頂くこともでき、情報交換してきました。
また、交雑種も多いことに気づかされます。

目立つ場所にたくさん咲いているこの花。
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昨年から気になっていたのですが、やはりこれはホウチャクチゴユリだろうと思います。ホウチャクソウとチゴユリの交雑種で、最初に高尾山で見つかったそうです。
ホウチャクソウの姿に大き目のチゴユリの花がついています。

次はお初の花、ワニグチソウ。まだ蕾のようです。
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教えて頂かなければ通り過ぎていました。
で、同じ場所に咲いていたこの花。どうやらこれも交雑種のようです。
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花はワニグチソウ! で、お相手は??
候補はアマドコロ↓
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かと思いきや、植物図鑑によると、ミヤマナルコユリとワニグチソウの交雑種で、
タカオワニグチソウというのがあるそうですが、ちょっとわかりません。

ミヤマナルコユリは、このように左右交互に花が垂れ下がります。
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本当に面白いですね!
面白いついでに、私の好きなナツトウダイ、ごろんと実をつけていました。
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さて、長年探し続けてやっと開花期に出会えたこの花。早起きして出かけ、周囲に誰もいないことを確かめ、そっと逢いに行ったのです。(まあ本当は入ってはいけない場所と言えますが・・・。(^-^; )

GW前半には咲き始めの美しい姿でした。

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株は2つ以上あるようでした。

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花のこの形を鈴虫に見立てています。

蕾が全て開いたらどんなに綺麗だろうかと思い、GW後半に再訪しました。
そうしたら、何と!

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花がない?? え?!
こんな無残な姿になっていました。

これは、人が千切ったものです。
他人に見せたくないのか、はたまた勝手な理屈で目立たないように花を取ったのか、それは分かりませんが、常軌を逸した蛮行には間違いありません。

どうやら高尾には有名な千切り魔がいるそうです。他の花も被害に遭っているようですから、多分同一犯でしょう。
何てことを!

その日は一日嫌な気分でした。希少な植物の保護の在り方も考えさせられる日でした。自戒を込めて。
[花の画像]
[山行]

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